• 知人や友人と食事に出掛けるのは月に一度、あるかないか。

     

    二次会に流れることもほとんどないので帰宅時間は早いのですが、

    *早い時は22時には家にいる

    最近はもっと早くなりました。

     

     

    以前は呑んだあとに一人で行く秘密の場所があってですね。

    そこで珈琲飲んでから帰る、というのが定番になっていたんです。

     

    それが昨年末かな、

    店主の高齢と持病の悪化の為に店を閉店してしまったんです。

     

    JAZZ BAR オスカーⅡ

     

    バーとは言ってもお酒はあまり置いていないし、

    (自分もあそこでお酒を呑んだ記憶はほとんどない、、、)

    いつも珈琲を飲んで帰っていました。

    (真夏でもホットしかなかった、、、)

     

    店内はお世辞にも綺麗とは言えないカウンターに、

    埃の被った雑誌やら何やらが乱雑に置かれていて、

    その後ろには飾りのように小さな黒い丸テーブルが二つだけ。

     

    サイドには店主自慢のスピーカーとアンプ、

    そして千枚を超えるレコードにCDの山。

    隣の人の声もほとんど聞こえない、腹にドンドンと響いてくる音量のJAZZ。

     

    店主も口数が多い人ではなかったし(どうせ大音量で聞こえない)

    特に何を話すでもなく、座って珈琲を飲み、

    少しの間、音楽に浸ってから帰っていました。

     

    店を閉める2ヶ月程前に立ち寄ったときには76歳?て言ってたっけ?

    その時も足が辛そうだったし、

    脳梗塞?か何かをやらかして、最近やっと退院して店を開けたばかりなんだ、

    と話しながらも、タバコを吸っていたという、

    なかなか破天荒な人。

     

    「お父さん、まあ無理しないで下さいね、、、」

    と言って出てきたのが、最後の訪問になった。

     

    次の機会に店に行くと扉には

    「高齢と病気による体調不良で閉店します。

    親族のいる大阪の病院に入院して療養します」

    と張り紙が張ってあった。

     

    音楽を聴きに行く、というほど詳しくもないし、

    店主と話しに行く、というほど特別な会話もなかったし、

    珈琲を飲みに行く、というのは立ち寄る口実だったし、

    今考えると、何でいつもふらっと寄りたくなったんだろうて。

     

    自分にとっては唯一、「独り」に浸れる空間だったのかなと。

     

    他にお客さんもほとんど来ないし(笑)

    いても同じように一人黙って珈琲を飲んでいるおじさんだし、

    家や呑み屋さん、カフェなんかで一人になるのとは違って、

    あそこにいる時は本当に「独り」を感じることが出来ていた。

     

    元来、自分は明るくて社交的な人間ではないから、

    あそこにいる時だけは「独り」になれる感じが気持ちよかったんだ、

    と思って。

     

    閉店しちゃったんだな、と思うと寂しいけど、

    あれだけのレコードやCDがあったんだし、

    きっと誰かが後を継いでやってくれる気がするんですよね。

    ま、あのお父さんが店主だったからこその空間だったんだろうけど・・・

     

    呑んだあとの〆空間。

    探さないとなー・・・

     

     

     

    ~ 今年こそ、と秋冬キャンプに行く準備をすすめています ~

     

     


  • 20代前半の頃から腕時計に興味がありました。

     

    22歳くらいだったかな。

    当時はまだ規制の緩かったネットオークション。

    そこで見つけたカルティエ・ロードスター。

    の偽者。

     

    2万円くらいだったと思います。

    遊び半分で買って付けていました。

     

    「偽者をそんな価格で買うなんてアホや」

    て、思うでしょ?

     

    まったく。

    そこは恥も知らない若気の至、というやつですか、、、

     

    でね、それをカルティエに勤めているお客様が来たときにも付けてましてん。

    もちろんワザと。

    バカでしょ?笑

    もちろん偽者と言わないで。

     

    そしたらもちろんそのお客様、

    「あれ!?買ったの!?」て、なりますわな。

     

    「はい、実は、、、偽者でーす!」てなるわけですが、

    「見せて」と言われまして・・・

     

    そしたら、以外にも、

    「和田くんちょっと待って、、、これ、

    腕から外してしっかり見ないとスタッフでも分からないレベルだわ」

    て、言うじゃありまへんか。

     

    それくらい「単純に時計としても精巧」に出来ていたらしんです。

     

    そのかたに、

     

    「ワダくん、これ、偽物という意識で付けるんじゃなくて

    似物(にせている物)、と思って付けていればいいのよ。

    時計としては充分精巧に作られているし、問題ないわよ。

    あとはワダくんが(ロードスターを付けていても違和感がない人)

    と思われるようにしていけばいいと思う。

    だけど、いつか本物も買ってね!」

     

    と。

     

    その時、いつか本物を、、、と決意したわけであります。

     

    調子にノッた自分は、オークションでパネライも購入。

    バカでしょ(笑)

     

    丁度その頃はオヤジ雑誌LEONの全盛期で、パネライもよく掲載されていたからか、

    特にメンズのお客様から

    「あれ!?和田さん!もしかしてパネライ!?買ったんですか!!」

    て、よく突っ込まれました。

     

    その後もロードスターとパネライを気分で付けていたけど、

    そこはやはり偽者、もとい、似物。

    いつの間にか忘れ去られてしまい・・・

    そういやあの二つの時計、どこいったんだろ??

     

     

    あれから約18年。

     

    いつか本物の時計を買えるようになりたいな、、、

    と思って過ごしてきて、

    40歳。

     

    意を決して、

    本物を!

     

    買えるような者にはなっておりまへん・・・

     

    ぐぬぬ、、、

     

     

    と、、、そんな時。

     

    「40歳を期に時計を買った」

    と、まさに同じようなことを考えている友人がいまして、

    高級なやつを見せてくれました。

     

    いいな~、羨ましいな~、

    と、思いながらも、少し悔しかったりもするわけです。

     

     

     

    時計や車は趣味も大きく作用されます。

     

    車は生活の為に必要だから、個人の好みが反映されるとはいえ、

    燃費やこの地方での整備条件など、

    *以前、輸入車でイタイ思いを散々してきたので、、、

    生活に基づいた実用性をしっかりと求めたい、

    というのが今の実情です。

    もちろん価格も見合ったものしか買えませんし・・・

     

     

    対して時計はまったくの趣味嗜好品。

    個人の好みが最大限に前に出てくるもの。

    だからつけている人の趣味、センスが見えます。

     

    高級時計になるとその物自体にステータスを感じている人も多いと思うけど、

    自分はあまりそういう風には見ていなくて、

    アイデンティティーを表現する物、というか

    「個性や趣味を表現するファッションの一部として欲しい」

    というのが大きいんですよね。

     

    だから、自分もいつかは、、、とも思うけど、

    例え買える余裕が出たとしても、なかなか「自分に合う時計」

    は選びきれないような気がする。

     

    もちろん経済的に余裕があって何本も持てるとしたら、

    服装や気分で色々と付け替えるのが一番なんだろうけど、

    そんなのは夢のまた夢だし・・・

     

    経済的事情を乗り越えるのは大前提だけど、

    まずは「高級な時計を付けていても可笑しくない人間」

    にならないといけないし・・・

     

    だって今の自分じゃ絶対に時計に負けるもんな・・・

     

    色々な意味で高級時計を買うには、まだまだ道のりは長そうでなのであります・・・

     

    ぐぬぬ

     

     

    ~ 秋田で久しぶりに安藤忠雄さんの建築を見てきました ~